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2007年10月17日 (水)

歌舞伎入門

歌舞伎入門


国立劇場で「社会人のための歌舞伎入門」を観てきました。
自分はこれで2回目です。

感想はこの最後に。

歌舞伎について、色々調べました。
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歌舞伎は江戸時代に生まれた大衆演劇です。
もともとのキッカケは
京都で、「出雲の阿国(いづものおくに)」という女性が、念仏踊りという歌舞や、
寸劇を下のが始まりだそう。
いちおうは舞台をつくってやっていたそうです。
その頃は女性が大勢で人前で芸を見せるなんてことはなかったそうで、
舶来の三味線をつかって、キリシタンのズボンや十字架をつけて、
男装もして、あたらしい、流行をどんどん取り入れて、人々をひきつけたそう。
ある意味、宝塚っぽいかもしれないですね。

そういった目立つ、変わり者を、かぶきもの(傾き)といったそうです。

では、それが今の歌舞伎にどうしてなっていったか、というと。

このことで、女性だけの劇団みたいなものが沢山出来て、
「遊女かぶき」といわれるようになったそうで、
風俗上好ましくない、と幕府は判断(きっといろんな事があったと思うけど)
女性芸人を一切禁ずる、という命令を下したそう。

1603年から始まり、1629年にそんな命令がでたそうで、実際26年は続いていたわけです。

女性の役者が出てくるのは、このあとは明治24年になってから出そう。

これにより、男性だけの美少年のかぶきが勢いを増し、「若衆かぶき」と
いうものが出てきたそう(前髪を立てていたらしい)。ある意味ジャニーズですね。
だが、これもやはり、風俗上宜しくない、ということで、1651年に禁止に。

しかし、約50年これだけ人気になったものであった為、懇願の末、
1653年に再開を許される。

その時には、
1、前髪は剃れ!
2、物まね狂言づくしをやれ!
という条件があったそう。

このことで、歌と舞を禁止された為、話のスジと、役者の芸を磨く事が、
主体となり、今の歌舞伎となったそうです。

この後、関西と江戸で2人の大きなスターが生まれ、
また、いろいろな事件もあり、制約されたりもしながら、
400年続いてきたというわけです。
(夜遅くあまりやらないのも、このときの規制があるのかも。)

歌舞伎は、大衆に楽しいもをを与える舞台であり、
見せ場をキチンと作りながらも、人間のうちにもった感情などを表現するので、
海外でも、日本をしる、という事ではなく、表現の方法などととしても
受け入れられている舞台だそうです。

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参考
歌舞伎 その美と歴史 河竹登志夫(国立劇場でもらったパンフ)
http://www.kabuki-bito.jp/special/mizuhocbk/12/


では。感想。
始まってすぐ、説明があります。
歌舞伎とはどういうものか、また、簡単な舞台の説明。
前回観たときは、2人で説明していて、掛け合い漫才のように話しながらでしたが、
今回は1人で淡々と説明していきます。
そして説明は短く、では舞台の一幕を観てみましょう、となります。

なんと、触りだけ、の短い舞台が、始まるのです。
「六波羅清盛館の場」
今回、公演中の舞台も、「六波羅清盛館の場」を行なっています。
これは、「平家女護島-俊寛-」の1段目の話で、このあと、二段目の「鬼界ケ島の場」に続きます。
「俊寛」は、5段あるのです。近松門左衛門が平家物語を元に作ったとされます。

「六波羅清盛館の場」は、「平家にあらずんば人にあらず」といわれた時代に、
謀反を興そうと企てた俊寛らが島流しにあったあと、俊寛の妻、東屋(あずまや)が、
平清盛に見初められ、横恋慕するのだが、「わが夫は生涯、俊寛殿のみ」と
硬く拒み、最後に自害をしてしまう、という話。

この自害をするところだけ、舞台でやってくれました。
最後にあさぎ幕が下りて終わりです。

そして舞台装置を交換している間に、また解説が入ります。
浄瑠璃の話や、舞台の上での幕の意味など。

そしてすぐに次の「俊寛」が始まります。

話は、というか、台詞は全て、前回観たときと同じです。
入場したときに貰ったパンフレット(教本)には舞台の台詞が書かれているのですが、
全ていい間違いせずしゃべっています。

今回は、イヤホンガイドつけなかったのですが、ちゃんとわかる言葉で喋っていました。

弟は、イヤホンガイドつけたのですが、舞台の説明が入るので、やはり最初は
つけたほうが良いそうです。その方が楽しめるそうです。
弟もかなり面白かったみたい。
自分も、前回観たのを思い出しながら、役者の違いを楽しみました。

面白かったです。

この舞台が終わったと同時に、入門編も終わりです。
特に挨拶も何もないんですね。。。

次回は「ようこそ歌舞伎へ」というのがあるようなので、そちらにも行って見たいですね。

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社会人のための歌舞伎入門
   解説「歌舞伎への招待」  
松 本 錦 弥
   「平家女護島-俊寛-」 
         鬼界ケ島の場  一幕
国立劇場

  10月12日、17日 19:00~20:30
  パンフレット  「社会人のための歌舞伎入門」  無料配布。
  1 等  5,000円 (通常、特別席-12,000円、1等A-9,200円、1等B-6,100円)
  2 等  2,500円 (通常、2,500円)
  3 等  1,500円 (通常、1,500円)

(出演)
俊寛         -  松 本 幸四郎 (松たか子のお父さんですね。) 屋号は高麗屋
丹波少将成経   -  市 川 染五郎   (松たか子の弟さんですね。)   屋号は高麗屋
海女千鳥      -  中 村 芝 雀   (女形です。)             屋号は京屋
平判官康頼    -   松 本 錦 吾
瀬尾太郎兼康   -  市 川 段四郎 (悪者役人)
丹左衛門尉基康 -   中 村 梅 玉  (良い者役人)
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「六波羅清盛館の場」
俊寛妻 東屋   -  市 川 高麗蔵  (女形です。)
能登守教経    -  中 村 松 江


詳しくは国立劇場(ここでチケットも買えます。)
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1458.html

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