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2007年2月23日 (金)

ク・ナウカの「奥州安達原」

ク・ナウカの「奥州安達原」を観てきました。これ、貰ったDVD&CDです。

ク・ナウカは、今回チラシを偶然目にして、面白そうだなぁ、という興味だけで
行く事にしました。
ク・ナウカが、古典的な話を元に創作していく劇団だということは、
実はさっきわかりました。
「奥州安達原」も、新橋演舞場などで行なわれるような、文楽とかの
有名な話である事もさっき知りました。

あまりにも情報がなかったので、最初にWEBで情報を集めたところ、
観た人の感想がありました。
「ぜんぜん解らない。最初に話の筋がわかっていたら楽しめたのに。」

これは。。。。やばいっ。どいうこと?

チラシには、昔に描かれた「奥州安達原」の絵が写っていて、
昔話のひとつなのか。とは思っていたけど。

先に、あらすじはなんとなくわかっているから、あとはパンフを買って
読めば問題ないか。
そう判断し、弟にも、「先に読んでおけ!」と伝えました。
パンフは売ってませんでした。
配られたチラシに入っていました。
そこには、
  純粋に話の展開を楽しみたいのなら、あらすじを読まないほうがいい。
  もし、話を追うことではなく、演技者の動きなどをしっかり楽しみたいのならば
  先に読んでおく事をオススメする。
らしいことが書かれていて。
弟は、、、この最初の1文で読まないことにしてしまいました。。。

会場は体育館。
舞台は少し高めのところに作られています。
朗読の人、役者の声をする人。
演技をこなす人。
そして、コーラス、楽器で舞台の効果をたかめる人。

まだ、公演中であるため、演出などはかけませんけど。
表現方法を突き詰めている感はありました。

役者の動き。声の響き。コーラスの存在。
その台詞の独特な方言(?)
全てがひとつの世界を作り上げている。
そう、そして1番観ていた人が、なやむのはこの方言(?)だったはず。

話の筋をしっていた自分は、ひとつひとつの台詞や動きに飲み込まれていきました。
両の手をずっと握ったまま。。。じっと観てしまった。

役者の目は人形のように何かを見ています。
始点が揺らぐことはなく、何かを見ています。
観客席は、きっと彼らにはないのです。かれらもその世界にどっぷりなのです。

台詞が解りにくいのはありますけど、それは関係ないかも。
人は、心の中にある音楽が流れていて。
それはいろんな感情のたびに聞こえてくる。
耳から聞こえるのではなく、心の中で流れている。
だから、それは、どんな音楽?と聞かれても伝える事が出来ない。
それが、この空間では表現されていたように感じた。
演技のされる度に心の思いが、ふぁぁぁぁっと外に溢れるカンジ。
だから見ている間に考え事なんてしません。

正直、演じている方は厳しいと思う。こんな表現を続けていく事は、
どれだけ大変だろうかと。
しかし、表現という考え方では、これはだれもが一度は見てみたいものだと
絶対に思う。
演技も、声もすばらしい。けど、もっと何か違う言葉で僕も観た感想を伝えたい。

観る側の人の意識も問う作品なので、誰にでもお勧めはしないけど、
日々、いろんな表現を考えている人には観てもらいたいと思いました。

ク・ナウカのHP
http://www.kunauka.or.jp/

奥州安達原の話
http://www.kanze.com/nonotayori/adachigahara.htm
このなかの老婆「岩手」の話。
今回の劇では若干変えられているところはありますね。

http://www.kanze.com
いつか、文楽などでも見てみたい。

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